虫歯を削る、詰め物、かぶせものをやりかえる基準
虫歯を削る、詰め物、かぶせものをやりかえる基準
南武線平間駅徒歩1分。ワコ歯科・矯正歯科クリニック院長の長崎です。
虫歯を削る、詰め物、かぶせものをやりかえる基準についてです。
ワコ歯科・矯正歯科では、歯に虫歯、詰め物、かぶせものと歯の間に段差、虫歯があったり、あるかもしれない、怪しい状態であっても、いきなり削ることはしません。
痛みがある場合の応急処置は別ですが、まず以下の検査を行います。
1.お口の中全体の写真撮影。
2.パントモ撮影。(おおまかなレントゲン)
3.デンタル撮影。(詳細なレントゲン)
4.ダイアグノデント(虫歯の度合いをレーザーにより数値化する装置)による虫歯の検査。
5.探針で、そーっと触ってみて硬さの度合いを確認。
6.唾液検査。
7.染めだし
8.歯間ブラシ、デンタルフロス、フッ化物洗口の指導。
これらの検査を行い、その人の「虫歯になりやすさ、進行のしやすさ」を見極めた上で、削るか削らないかの判定をします。
基本的には、虫歯のなりかけ、あるいは虫歯であっても進行が停止する見込みのある場合は、一旦進行抑制を試みます。
虫歯の進行抑制は「8.歯間ブラシ、デンタルフロス、フッ化物洗口の指導」を行った上で、定期的に来院して頂いて1~8の項目を必要に応じてチェックをします。そのうえで、進行が止まっていたり、凄くゆっくりであればなるべく削らないようにしています。
進行していたり痛みが出た場合には、削るなどの処置を行います。
(これらの事柄はあくまでも私の考えであって、他の先生は異なる考え方をしている場合もあります。)