インプラントより人工歯根(?)を!船瀬俊介 続編
JR南武線平間駅徒歩1分。ワコ歯科・矯正歯科クリニック院長の長崎です。
以前「既に普及しているHAインプラントという技術を『歯科界から闇に葬られた技術を私は発見した!インプラント利権許すまじ』と勘違いして記事にしてしまった、船瀬俊介さん」という記事を書きました。
インプラントより人工歯根(?)を!船瀬俊介
https://www.wakodental.com/archives/1068
詳細はリンク先を読んで頂けると、ご理解頂けると思います。
HAとは「ハイドロキシアパタイト」のことで、HAインプラントとは、表面にHAをコーティングしているタイプのインプラントです。
別に歯科界から闇に葬られたということはなく、世界では3割程度のシェアを占めています。日本ではあまりはやっていない、というだけで。
この記事を真に受けた患者さんが「船瀬さんが本に書いている、歯科界から闇に葬られた人工歯根の治療をして欲しい」(船瀬さんの書いている「人工歯根」とは、HAインプラントのことなんですけどね…)と来院されたのです。
ブログ記事を見せて、船瀬さんの誤解(?)ということを説明したところ「なーんだ。」とガックリされていました。
船瀬さんの「フッ素は毒!ユダヤの陰謀!世界を裏から支配する悪の組織の陰謀!」という主張も真に受けており「あのう。。。フッ素も毒だと聞いたんですけど…」と質問されてきたので、
・船瀬さんが陰謀論者として有名なこと。
・フッ素が毒というのはウソではないが「醤油を2リットル一気飲みすると死ぬ!醤油は毒!」と主張するような、量と頻度を無視した暴論であること。
といったことを説明すると「なーんだ」とやはりガックリされていました。
船瀬俊介さんは、人工歯根の他にも「アレはダメ、コレはダメ」という本を多数出されています。いわゆるトンデモと呼ばれる方で、医師、医師とまぎらわしい肩書を名乗る方との共著も多数です。
私も是非おこぼれにあずかりたいものです。
船瀬さん「歯ブラシよりもデンタルフロスを!」という本を一緒に出しませんか?デンタルフロスを指導しない歯科医師は陰謀!とか言って。