横向きになった親知らずを抜く場合
横向きになった親知らずを抜く場合
JR南武線平間駅徒歩1分。ワコ歯科・矯正歯科クリニック院長の長崎です。
横向きになった親知らずを抜く場合、の話です。
なるべく削りたくない、抜きたくないという予防歯科をやっていますが、親知らずは例外で結構抜きます。
まっすぐ生えていれば、将来的にブリッジの支えになるかもしれないのですが、横向きになっていると(殆どの場合)、汚れが溜まって腫れて痛くなったりと、悪さしかしないからです。
通常、歯を抜く時は頭を掴んだり、歯と骨の間に細い道具をこじ入れて、揺らして抜くのですが、横向きになっている親知らずは掴めないし、揺らしても前の歯にぶつかってしまいます。
そーゆう時は、歯肉を切って親知らずを露出させ、親知らずを分割して抜きます。
「困難は分割せよ(デカルト)」
こーゆう方法も、先人達が(多分失敗しながら)方法を確立させていったのです。
先人達の積み重ねのおかげで、私のような凡人にもこーしてそれなりの治療ができます。ありがたいことです。