ワコ歯科・矯正歯科クリニックで、全ての患者さんに唾液検査を行っている理由(2015-1017)
JR南武線平間駅徒歩1分。ワコ歯科・矯正歯科クリニック院長の長崎です。
ワコ歯科・矯正歯科クリニックでは、全ての患者さんに唾液検査を行っています。
※総入れ歯の人は除きます。
理由は
「虫歯が虫歯菌による口腔内の感染症だということを患者さんに理解してもらい、個々の患者さんの虫歯リスクを測定し、なるべく削らないためにはリスクに応じたセルフケア、プロフェッショナルケアが必要なことを理解してもらい、実際の行動に繋げてもらうには、唾液検査なしにはものすご~く難しい」
ということです。
酒田市の日吉歯科、熊谷崇先生の受け売りですが。
いや、唾液検査なしに
・虫歯は細菌による感染症
・患者さん個々の虫歯のリスクの測定は必須
・リスクに応じたセルフケア、プロフェッショナルケアは必須
ということを患者さんに理解して頂き、行動に移して頂くことは不可能ではないのですが、口頭で説明し、一般論だけだとすっごい難しいんですね。実際の虫歯菌の数や、唾液の性質等を調べて、患者さんに証拠をつきつけないと。
唾液検査は保険が効かないので、検査キットを実費で購入して頂くのですが、最初は(それなりに)大変でした。
実費という言葉が出るだけで表情を固くする患者さん。
「保険だけで!」とこちらの説明を遮る患者さん。
激怒してチェアから立ち上がり「通報する!(どこに?)」と吐き捨ててそのまま帰ってしまう患者さん…
今では、まず新規の患者さんが来院し、問診票を書いて貰う前にその旨を説明し、唾液検査についてのビデオを見て頂くことで、唾液検査はいらん!という患者さんはそのままお帰りになるので、途中で帰ってしまうような方は(それほどは)いなくなりましたが。
唾液検査を始める前の勤務医、雇われ院長時代は治療終了後の定期メンテナンスに入る患者さんは2割程度だったのが、現在ワコ歯科・矯正歯科クリニックでは治療終了後に定期メンテナンスに入る患者さんは5割を超えています。(これが、他の先生方と比べて高いのか低いのかわかりませんが)
これも、唾液検査で「ウチは本気(マジ)で予防やってるかんね!」ということをアピールしているからではないか、と思っています。
差別化のチャンスですよ!歯科医院の院長先生、どうですか唾液検査!
現在の唾液検査キットの価格は、当院では3250円に設定しています。本当はもう少し頂きたいのですが、あまり高くすると初診で逃げる人が(さらに)増えてしまうので…
☆
只今(2015年10月17日現在)、おはようからおやすみまで暮らしを見つめるライオンさんから新しい唾液検査キットをお借りしています。
これまでの唾液検査は、虫歯菌の培養に96時間かかっていたのですが、ライオンの新しい唾液検査キットなら300秒で結果が出ます。
さらに、歯周病のリスク、お口の中のバイキンがおおよそ多いのか、少ないのかまで測定してくれます。
只今、モニター期間として無料で測定してます。(予告なく終了する場合があります)