虫歯は(程度によっては)進行抑制が可能(2015-1107)
虫歯は(程度によっては)進行抑制が可能(2015-1107)
JR南武線平間駅徒歩1分。ワコ歯科・矯正歯科クリニック院長の長崎です。
虫歯は(程度によっては)進行抑制が可能(2015-1107)の話です。
ワコ歯科は「なるべく削らない、なるべく抜かない」ことをモットーとしていますが、ルーチンとしてどの患者さんにも(大体)同じことを説明する事柄に関して、手渡しするためのチラシを作っています。
一度言っただけでは覚えられるものじゃないし(可能であれば)患者さんの自宅洗面所に貼ってもらって、家族での予防に取り組んでもらいたいからです。
※例によって炎上予防の前置き:虫歯の進行やカリオロジー(虫歯学)については、様々な考え方があります。また、予防の方法についても様々な考え方があります。「これが正解!」というわけではなく「ワコ歯科では、このような考え方を元にしております。異なる考えを否定するものではありません。」ということはご理解ください。
不明点等ありましたら、ご質問、ご指摘いただけると幸いです。
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かつて虫歯は「早期発見早期治療」がよしとされ、見つけ次第削っていました。
最新のカリオロジー(虫歯学)によれば、虫歯は「脱灰(溶ける)と再石灰化(初期虫歯にカルシウムがくっついて修復される)の間を揺れ動く状態」とされており、進行度合いや患者さんの持つカリエスリスク、生活習慣、フッ化物の適切な使用、デンタルフロス等歯ブラシ以外の方法の活用によるプラークコントロールで、進行抑制が可能と考えられるようになりました。
ワコ歯科では、適切な進行抑制の為に、初診時、メインテナンス時に必要に応じて唾液検査等の詳細なカリエスリスクの診査を行って、なるべく削らないようにしています。