雪の宝永山 2015-1207
JR南武線平間駅徒歩1分。ワコ歯科・矯正歯科クリニック院長の長崎です。
雪の宝永山(2015-1206)
今年(2015年)の7月に富士山に登って以来、すっかり山の虜になってしまいました。
41歳のオヤジが可能な範囲でアチコチ登っています。
今回は、正月の燕岳の予行演習として、12月初旬の宝永山を選びました。
富士山には吉田ルート、須走ルートからそれぞれ1度づつ登っているのですが、宝永山と巨大な宝永火口を見てみたかったのもありました。
今回のルート。太郎坊洞門から宝永山のピストン。
富士山御殿場ルート入口、太郎坊洞門です。AM5:00に車で到着。身支度を整えてAM5:30に出発します。
御殿場ルート登山口への道路は封鎖されているので、徒歩で太郎坊から御殿場ルート登山口に向かいます。
朝焼け。
静岡側からみて、富士山の中腹にチョコンと見えるのが宝永山(2693m)です。遠いなあ…
気温は3度くらい。
御殿場ルート通行止めの看板。いや、自己責任で皆登ってますけどね…この日も、10人程度の方と行き会いました。
火山灰の道を歩きます。
冬季休業中の大石茶屋。
月の~砂漠を~は~る~ば~ると~。大砂走をひたすら登ります。
目の細かい砂礫で、駆け下りるようにして下山できることから「砂走り」と呼ばれているのですが、この時間はカチカチに凍っているのでフツーに登れました。
登るにつれて、雪が目立ってきました。
アイゼンとピッケルを装備します。安心のグリップ感。
杭とロープがあるので迷うことはありませんが、長い…。宝永山は見えているのに、なかなか近づいてくれません。
御殿場口6合目と宝永山の分岐点に来ました。今回は宝永山へ…
表示板がボロボロなのは、落石や吹雪のせいなのでしょうか?
分岐点から宝永山まで、馬の背と呼ばれる部分を降りていきます。
ケムトレイルw。
丁度このあたりから呼吸が苦しくなり、足が重くなってきたのですが、単に空気が薄いだけでしょう。
世の中には陰謀好きな人もいるもんです。
宝永山山頂!先客が2人いたのですが、この方達のトレースを辿ったので(それほどは)心細くありませんでした。ありがとうございました。
巨大な宝永火口と、富士山頂。雪のあるうちに登りたいものです。
下山です。右の表示板は、風雪で削られてしまったのでしょうか?うっすらと矢印が残っています。左の表示板はほぼ無傷なところをみると、風が一方向から吹いているということなのかもしれません。
ウィル・オー・ウィスプ?はぐれ雲でした。
滑落しないよう、一歩一歩アイゼンを利かせながら慎重に下ります。
うっかり行動食の入ったプラティパスを落としてしまったところ、はるか下まで滑落していきました。人がいなくてよかった。
シリセードのブレーキ跡?私は怖くてできませんでした…雪が硬くて止まらなそうで…
登るときは気が付かなかったのですが、雪がなく、湯気を立てている一帯がありました。地熱?
ヤマノススメであおい達一行が登った双子山。
振り返ると、山頂は雲に覆われていました。山の天気は午後から崩れると聞いていたので、早出して正解でした。
大砂走を降りていきます。朝はカチカチに凍っていたのですが、下山時にはある程度ほぐれていました。おかげで歩きやすかったです。
下山道にて。日本初スキーの地の看板。へぇ~。
太郎坊洞門前の駐車場?に戻りました。私の他にもまだ車ありましたが、多分山頂まで行っている人達のものでしょう。凄いなあ…
所要時間は登り5時間、下り3時間。(休憩含む)まあ標準でしょうか。
一度は冬富士の山頂まで行ってみたいものです。