歯周病予防は、歯石除去(ガリガリ)から、プラークコントロール (縁上:セルフケア 縁下:プロフェッショナルケア)の時代へ。
歯周病予防は、歯石除去(ガリガリ)から、プラークコントロール (縁上:セルフケア 縁下:プロフェッショナルケア)の時代へ。
歯周病のコントロールは、歯石除去(ガリガリ)から、プラークコントロール(縁上:セルフケア 縁下:プロフェッショナルケア)の時代へ。(2015-1224)
従来、歯石は歯周病の原因とされ、(多少)痛くても、全部取ったほうが良いとされてきました。
最新の歯周病学では
・歯周病の原因は、歯肉縁上と縁下のプラーク(細菌)による。
・歯石は、プラークが蓄積した結果であるので、歯石除去よりもプラークコントロールが重要。
・歯肉縁上(歯肉より上)のプラークは、患者さん自身で除去。歯科医院では患者さん個々のリスクに応じて指導を受ける。
・歯肉縁下(歯肉より下)のプラークは、歯科医院で除去。
・歯石除去は、プラークコントロールが十分なされてから取っても遅くない。
上記の理由により、ワコ歯科では歯周病のコントロールは①セルフケア指導 ②プロフェッショナルケアによるプラーク除去 ③歯肉の炎症が収まった後、歯石除去(ガリガリ)の順で行っています。プラークコントロールが良好で、歯肉の炎症がみられなければ、歯石が(多少であれば)ついていても、取らないこともあります。歯周病のコントロールは、プラークコントロール(セルフケア、プロフェッショナルケアの両方)が、歯石除去(ガリガリ)よりも重要なのです。