虫歯の進行抑制…が、残念ながらうまくいかず、進行して穴があいてしまった例。(2016-0107)
虫歯の進行抑制…が、残念ながらうまくいかず、進行して穴があいてしまった例。(2016-0107)
虫歯の進行抑制…が、残念ながらうまくいかず、進行して穴があいてしまった例。(2016-0107)
ワコ歯科・矯正歯科クリニックでは、虫歯を見つけても、初期のものであったり、痛みがなく大きな穴があいていなければ、家庭でのフッ化物洗口と歯科医院でのフッ化物塗布により、進行抑制を試みることがあります。
しかし、全ての虫歯で進行抑制ができるわけではありません。
この患者さん(40代男性)では、2014年9月に歯と歯の間に虫歯があるのをレントゲンで確認していましたが、大きな穴があいておらず、痛みもなかったので、説明の上定期的なチェックと進行抑制のみを行っていましたが、1年後の2015年12月に進行し、穴があいてしまいました。
大きな穴があいてしまった場合は、削って詰め物をすることになります。
ワコ歯科で進行抑制を試みている歯のうち、100本に1~2本は1年間で進行して、削っています。
その後の対応は、フッ化物洗口の濃度を増やしたり、来院してのフッ化物塗布の頻度を増やすことで、再度虫歯ができたり、進行するリスクを下げるようにしています。
虫歯の発生、あるいは進行を100%止める事は不可能です。様々な手段を講じて、発生と進行のリスクを下げる、くらいが可能な範囲でしょう。
(小さい虫歯でも)みつけた段階ですぐ削ってしまい、進行抑制を全く試みないのもいかがなものかと思いますが、削る、削らないで進行抑制との間の明確な線引きは難しいです。