谷川連峰 馬蹄形縦走レポート 登山(2015-1011-1012)
谷川連峰 馬蹄形縦走レポート 登山(2015-1011-1012)
谷川連峰馬蹄形縦走。1泊2日で23キロを踏破。
2015-1011(日)土合(1000)~白毛門(1230)~笠が岳(1340)~朝日岳(1500)~白崩避難小屋(1700)
2015-1012(月)白崩避難小屋(0630)~蓬ヒュッテ(0800)~茂倉岳(1010)~谷川岳トマの耳(1210)~谷川岳ロープウェイ(1500)
体育の日の連休を利用して、行ってきました。
谷川岳に登るだけでは、物足りなかったので…
地下70Ⅿ。日本一のモグラ駅、土合駅。
モスクワの地下鉄(核シェルター兼用)もかくや!
谷川連峰馬蹄形概念図。トレイルランの人なんかは、一日で回るそうです。
朝からガスってます。
見事な紅葉です。
☆
岩場に遭難祈念のレリーフがありました。この先もあちこちで見ることに…
毛が無くても白毛門。なんちゃって!
次々にピークを越えていきます。
笠ヶ岳山頂!
笠ヶ岳避難小屋。豪雪地帯特有のカマボコ型をしています。
どうも、遭難があるとその近辺で有志が建てるようです…
避難小屋内部。今日の目的地は白崩避難小屋なので、ここには泊まらず進みます。
ガスの中、クマザサの茂みを進みます。誰にも会いません…
朝日岳山頂!
沼地?草原?の中の木道を進みます。
映画「ミスト」を彷彿とさせるガスの中、ようやく清水峠にたどり着きました。
写真の建物は東電の送電線監視所なので、登山者は泊まることはできません。
すぐそばにある白崩避難小屋で、8時間ぶりくらいに人に会いました。
避難小屋は満員だったので、テント泊です。
アルコールバーナーでお湯を沸かし、フリーズドライのご飯とスープで晩御飯です。
この日、当てにしていた水場がほとんど枯れており、翌日蓬ヒュッテまで水不足に苦しむことになります。
朝。トイレに出かけて沼にはまり、命の危険を感じることに。幸い抜け出せましたが…
避難小屋を後にします。
昨日のガスが嘘のような晴天。気分のいい稜線歩きが続きます。
傾いた標識。
小さなピークをいくつも超えていきます。
蓬ヒュッテに到着!ここでようやく水分が補給できました。
教訓:水場に期待しすぎず、水は必要な量を持参すべし。
蓬ヒュッテを後にします。
武能岳通過!
雄大な景色です。
茂倉岳通過!
蓬ヒュッテでもっと水を買っておけばよかった…残り少ない水を舐めるようにして進みます。
中芝新道の案内板。「ベテラン、上級者以外の方は通行を控えてください」とのこと。恐ろしい…
☆
クマザサの茂みに遭難者の祈念碑が。
9月のこの日は絶好の登山日和なのですが、冬季は猛烈な吹雪に見舞われることが多いと聞きます。
故人の冥福を祈るとともに、登山者に対して警告しているのでしょう。
一ノ倉避難小屋。「悲劇が繰り返されぬことを願って…」とのこと。
特徴的なネコミミ…谷川岳がようやく見えてきました。
数多くのクライマーを飲み込んだ一ノ倉沢。この日もクライマーが岩を登っていました。
「あいつら正気じゃない」とは通りすがりの登山者の言葉。
「一度岩にとりついたら、一度あそこであれを味わったら、日常なんてぬるま湯みたいなもんだ(神々の山麓より)」
ロッククライミングには、一度味わったものを虜にする、麻薬のような魅力があるのでしょう。
私は(今のところは)登山だけで十分です。
トマの耳、オキの耳、ネコミミ…
汗がザックに染み込んで塩をふいています。
谷川岳肩の小屋。ありました!ヤマノススメコーナー。
1500、ようやく谷川岳ロープウェイへ。下山はロープウェイでズルをします。
雄大な谷川連峰馬蹄形縦走でした。楽しかった!