北アルプスデビュー 上高地→重太郎新道→吊り屋根→奥穂高→涸沢岳→北穂高→涸沢カール→上高地 レポート 登山(2015-0921-0923)
北アルプスデビュー 上高地→重太郎新道→吊り屋根→奥穂高→涸沢岳→北穂高→涸沢カール→上高地 レポート 登山(2015-0921-0923)
>1日目 2015-0921 上高地(0700)→岳沢小屋(1000)→雷鳥広場(1220)→紀美子平(1250)→奥穂高(1500)→穂高岳山荘(1630)
>2日目 2015-0922 穂高岳山荘(0530)→涸沢岳(0640)→北穂高岳(0930)→涸沢カール(1300)
>3日目 2015-0923 涸沢カール(0700)→横尾(0850)→明神(1130)→上高地(1230)
7月に富士山に登ってから、すっかり山の魅力に取りつかれてしまいました。
とうとう北アルプスデビューです。
>1日目 2015-0921 上高地(0700)→岳沢小屋(1000)→雷鳥広場(1220)→紀美子平(1250)→奥穂高(1500)→穂高岳山荘(1630)
来ました上高地!
信じられない程水が澄んでいます。アイフォンのカメラでは伝わらない…
河童橋から、これから登る山々が見えます。
河童橋周辺には、サルがいっぱい。
散策路。
まずは岳沢小屋を目指します。
岳沢小屋のテント場。雄大な景色が広がります。来てよかった…
注意書きの数々。
岳沢小屋から重太郎新道に入ります。ヘルメット装備!
ハシゴと鎖場が続きます。
ぐんぐん高度を上げていきます。アルプスの少女ハイジもかくやという絶景が続きます。
雷鳥広場から上高地を見下ろします。
紀美子平に着きました。前穂高の山頂まで往復1時間程度のようですが、余裕をもって穂高岳山荘に着くため、スルーして先を急ぎます。
ガレ場をひたすら進みます。フロントバッグは引っかかると危ないので、背中のザックにしまいました。
吊り屋根の途中から、涸沢カールが見えてきました。明後日にはつけるかな…
奥穂高岳に着きました!ガスで何も見えませんが、恐怖感を感じずかえってよかった、かもしれません。
バリエーションルートであるジャンダルムがかすかに見えます。こんなガスのなかでも結構登ってくる人がいました。
本日の宿営地、穂高岳山荘が見えました。
穂高岳山荘到着!テラスから涸沢カールが見えます。
テン場が満員ということで、庭先(?)にテントを張ります。モンベル率高し。
アルファ米とフリーズドライのスープで夕食。山荘でビールも買います。
>2日目 2015-0922 穂高岳山荘(0530)→涸沢岳(0640)→北穂高岳(0930)→涸沢カール(1300)
せっかくなので早起きをして日の出を拝みます。
だんだん地平線が色づいてきます。刻々と色が変化していきます。寒さに震えながらも、美しさに感動します。
朝日が見えてきました。
日の出です。なんという美しさでしょうか。写真には、この美しさの100分の一も映りません。是非一度山頂で夜明けを迎えてみてください。
お日様と一枚。
見ていて飽きることがありませんが、そろそろ出発です。
涸沢岳です。
槍ヶ岳が遠くに見えます。
涸沢岳~北穂高岳間は、ひたすら岩を上り下りして、まったく写真を撮る余裕がありませんでした。とにかく、怪我をせず、他人に怪我をさせることもなく、通過できて良かったです。
北穂高岳到着!涸沢岳から北穂高は(自分にとっては)ものすごい難所でした。
足を滑らすと何百m下まで真っ逆さま…という場所をひたすら岩を登り、鎖を伝い、梯子を上り下りしてきましたので。
事前に難所と知っていたら、たぶん行かなかったでしょう。
後日アレコレ調べると、前穂~北穂間は、日本最高レベルの難ルートとも言われているようでした。
振り返ると、3点支持さえ守っていれば、それほどの危険はなかったのですが、やっている最中は必死でした。
来た道を戻るという考えさえ浮かびませんでした。生きるには自力で進むしかない、と。
北穂高小屋のテラスで、絶景を見ながらカレーを食べます。
(たぶん)大キレット方面の写真。
いつかは私も…
涸沢カールに降りていきます。
涸沢カールに到着!危険地帯を抜けたことで、ホッとしています。
氷河が削ったカールの美しさに魅せられました。
テントを張ります。500張りはあったでしょうか。
遭難事故件数の掲示。
昨日通過した重太郎新道が、いかに難所であるかということを注意するポスターも。通った後で知って怖くなりました。
雪渓が残っています。
この日もアルファ米とフリーズドライスープの夕食。
前穂~吊り屋根~奥穂~穂高岳山荘~涸沢岳~最低コル~北穂。
昨日から今日にかけて歩いた道が見えます。よくまあ歩いたもんです。
カートリッジ式便槽は、ヘリで輸送するそうです。墜落したらえらいことですな…
涸沢ヒュッテは大盛況でした。
>3日目 2015-0923 涸沢カール(0700)→横尾(0850)→明神(1130)→上高地(1230)
涸沢カールのモルゲンロート(朝焼けに照らされた山のこと)。
名残惜しいですが、上高地に向けて出発します。
また戻ってくるぞ!
岩場を下ります。
下りは早いです。もう涸沢カールがあんなに小さく。
本谷橋?かな。
屏風岩が見えます。神々の山麓で、岸が落ちたところですね。
ザイルが…切れたんです…
横尾に到着。
ボードに、遭難事故があった個所がポストイットで示されています。コワイコワイ…
徳澤から明神岳。
クマー!
明神池。
自然探勝路。なんと美しい水の流れ。
河童橋に戻ってきました。
最後に、穂高をバッグに。
最高の3日間でした。登山家が北アルプスを目指す理由がよくわかりました。
また来ます!次は槍と大キレット!
おまけ。
信州、山のグレーディングを見ると、今回の上高地→前穂→奥穂→涸沢岳→北穂のルートは、難易度的には大キレットの次に位置していました。
うーん、最初にこれを知っていたらルートを変更していたかもしれません。
まあ、体力には多少の自信がつきました。年齢(41歳)的には、今後は下がる一方でしょうから、早めに槍と大キレットに行くことにします。