産婦人科医ママと小児科医ママのらくちん授乳BOOK 読了(2016-0115)
産婦人科医ママと小児科医ママのらくちん授乳BOOK 読了(2016-0115)
ウチに子供はいないが、患者さんと話すネタになればと購入。面白かった。
おっぱい右翼(母乳、天然モノ信仰。)とおっぱい左翼(粉ミルク信仰)の双方に読んで欲しい。中庸が大事です。
まあ、おっぱい右翼もおっぱい左翼も、味方につけても面倒なだけでメリットはビタイチなさそうなので、安心して本の紹介をします。
母乳、粉ミルク双方のメリットを挙げたうえで、お母さんや周囲の環境によって選択してOK!良いものを求める気持ちはわかるけど、そこまでこだわんなくても大丈夫だよという世のおっぱい右翼とおっぱい左翼の板挟みになって悩めるお母さんを安心させる良本。
よくぞ書いてくれました!
ちなみに、私自身は母乳と粉ミルクの混合育児。
母は10年ほど前に亡くなっているので、その比率は今更知りようがないですが、42歳の現在まで
・頭蓋骨陥没骨折(生後6か月で掘りごたつに落下)
・腰痛(20年来)
・腹膜炎で緊急手術(担当医が『ご家族の方に連絡を』と言うレベルの緊急度だった、らしい)
とアレコレありながらも、歯科医師として働けてますし、月に2回ほど10~20キロの荷物を担いで山に登っています。
☆
内容的には「心配する気持ちはわかるけど、なにごとも程々でいいのよ。そんなに大きな差は出てこないんだから」という、ごくまっとうなことを書いているのだけど、わざわざこーゆう本を出したということは、おっぱい右翼とおっぱい左翼の「善意の押し付け」が、いかに世のお母さんたちを苦しめているかということなのだろう。
いやあ、正論で人をやり込めるのは気持ちいいもんですからね!おっぱい右翼と左翼の方、気持ちはわかりますよ。
私も歯科医師になりたてのころ「歯を磨かないと虫歯(と歯周病)になる」という正論を患者さんに振りかざしていましたからね!ドヤ顔で!(大変傲慢なことをしていたと、深く反省しております。現在は…多少は「患者さんのおかれた立場、都合、正確」等を考慮したうえで、受け入れやすい方法をやんわりと提案…している…つもりです…)
待合室に置かせて頂きました。これで、世の悩めるお母さんが、少しでも楽になれば。