ワコ歯科の詰め物、かぶせものをやりかえる基準(2016-0116)
ワコ歯科の詰め物、かぶせものをやりかえる基準(2016-0116)
ワコ歯科の詰め物、かぶせものをやりかえる基準(2016-0116)
虫歯以外の段差、変色等だけなら(なるべく)そのままにしておきます。
詰め物と歯の境目の段差。プラスチックの変色。
9か月経過してもほぼ変化なし。プラークの付着無し。
この場合には、やりかえの必要があるか?
詰め物、かぶせものをやりかえる度に歯は小さくなって、最後に抜歯。
ワコ歯科・矯正歯科クリニックでは詰め物、かぶせものに段差、変色、あるいは初期虫歯がある場合でも、すぐにかぶせものをやりかえることはありません。
口腔内写真撮影、レントゲン撮影、唾液検査、染め出し、セルフケア指導、フッ化物(フッ素)の継続的な使用等を指導し、長期的(半年~1年)の進行抑制を行っています。
その上で、明らかに状況が悪くなっていたり、あるいは著しくプラークコントロールの邪魔になっていることがわかればやりかえますが、状況があまり変化がなく(進行が抑制され)、プラークコントロールも良好であれば、やりかえは行いません。
理由は「詰め物、かぶせものを単純にやりかえただけでは、生活習慣やセルフケア等が変わらなければ、また同じように詰め物、かぶせものはダメになる。やりかえる毎に歯は小さくなっていき、最後には抜歯になる。まず、何故に詰め物、かぶせものが段差、着色、初期虫歯になったのかのリスクを確認し、患者さんが受け入れられる範囲でセルフケア、フッ化物等で進行抑制に努めて頂き、それでどーしてもダメな時だけやりかえる」のが、望ましいと考えているからです。