虫歯はどの段階から削るのか?ワコ歯科の見解(2016-0122)
虫歯はどの段階から削るのか?ワコ歯科の見解(2016-0122)
虫歯はどの段階から削るのか?ワコ歯科の見解(2016-0122)
虫歯を削るか、進行抑制に留めるのか?歯だけを見て決めることはできません。
ICDAS(International Caries Detection and Assessment System)虫歯進行度合いの評価
ワコ歯科・矯正歯科クリニックでは、虫歯を削るか、進行抑制を行うかは、歯の状態だけでは判断することはできない、と考えています。(痛みがある場合は別ですが…)
では、どのようにして削るか、進行抑制を行うかを判断しているかというと
「虫歯の進行度合いを規格化された写真で記録」
「同じく規格化されたレントゲン写真で記録」
「唾液検査、染め出し、その他生活習慣の聞き取りにより進行するリスクを診断」
「患者さん自身がフッ化物応用、セルフケア、プロフェッショナルケアをどの程度まで受け入れられるか」
これらのことを確認したうえで、定期的に口腔内写真、レントゲン写真を撮影し、進行が止まる、あるいは非常にゆっくりになっていれば進行抑制がうまくいってるものとして、引き続き進行抑制を行います。
進行抑制を行ったうえで、進行が確認されたり、痛みが出た場合は(仕方なく)削ります。
進行の度合いにもよりますが、痛みさえなければ、まずは進行抑制を試みてからでも、削るのは遅くないでしょう。