雲竜渓谷で氷瀑を見てきました。 登山(2016-0207)
雲竜渓谷で氷瀑を見てきました。 登山(2016-0207)
暖冬の為、例年よりも氷が少ないとのことですが、初見の私には十分すごいものに見えました。
また、暖かくなってきたために氷の崩落が進んでいるようで、時折カラカラと氷が崩れる音がしていました。
また来年行きます。
0900(滝尾神社)~雲竜滝(1150)~東武日光駅(1610)
東武日光駅から、タクシーで滝尾神社まで。
滝尾神社駐車場で「これ以上はチェーンがないと無理だね」ということで、降ろしてもらいます。
チェーン装着で、さらに上まで行っている車もいました。
アイゼンを装着し、いざ出発!
ただ、山道歩きのうちは、アイゼンは不要だったかもしれません。
早めにアイゼンを付けて山道を長く歩いたせいなのか、帰りに右足首が痛くなって困りました。
アイスバーン上の道を進んでいきます。
文化財?の砂防堰堤アピール看板。
ツアーの方々がこの看板地点でヘルメットをつけていたので、私もかぶりました。
「ヘルメットがなければ即死だった(シャア)」なことがあるといけません。
タイヤ跡があるので、たまーに車が通るのかもしれません。
山道を延々と歩きます。
大堰堤を見下ろす展望台。
雪に埋もれたベンチ。
山道終了地点。トイレと工事用車両のたまり場。
砂防ダム関連の工事の模様。
ここから沢登り。
渡渉を繰り返して、雲竜渓谷を遡行していきます。
河原は雪で覆われているので楽に歩けますが、夏場は多分岩ゴロゴロで歩きづらいのでしょう。
吸い込まれそうな青空です。
岩の割れ目からしみ出した水が凍っています。
また渡渉。
アイゼンをつけたままで岩の上を歩くのは、慣れないと難しいです。
難所では渋滞も。
スノーブリッジの下を、水が流れています。
踏み跡の十分ついたスノーブリッジの上は(多分)安全なのですが「自分の番で崩れるかもしれない」ということを頭において歩きます。
幸い、この日は踏み抜くことはありませんでした。
流れが雪に覆われている個所も。
渓谷が狭くなっている部分に入りました。
両側の崖に、氷の壁ができています。
証拠写真をパシャリ。
アイスクライマー達が氷に取り付いていました。
懸垂下降。
ツララを折って食べてみます。美味い!
アイスアックスを借りて、ヤラセ写真を撮影。
自然が作り上げた芸術です。
ため息が出るほど美しい。
渓谷の狭くなった部分に入ると、急に気温が下がりました。
氷の囲まれているわけだから、当然です。
崖下には、崩落した氷塊がゴロゴロしています。
大きなものは冷蔵庫ほども。
ヘルメットがあっても…即死ですね。
目的地、雲竜瀑に到着。
巨大すぎて大きさがよくわかりませんが、ネットで調べると高さ100mとか。
ワンピースなら「ドン!」という擬音が出るレベル。
距離感が狂うスケール。
時折崩落が起こっていたので、あまり近寄れませんでした。
帰りに、右側の写真中央の氷瀑を裏側から。
ヤマジュン(くそみそテクニック)なら「すごく…大きいです…」となるレベル。
日が当たり、表面を溶けた水が流れ落ちています。
帰りはタクシーがつかまらず、東武日光駅まで歩きました。
多分左が女峰山、右が赤雉山です。
1~2月の厳冬期にしか見られない雲竜渓谷の氷瀑、素晴らしかったです。
その年により出来栄えが変わるとのこと。来年が楽しみです。