北岳(3193m)1泊2日 (2015-0809-0810)登山
北岳(3193m)1泊2日 (2015-0809-0810)登山
過去の山行写真の整理。
日本一の富士山(3776m)に登ったら、山は打ち止め…と思っていたのですが、すっかり山の魅力に取り付かれてしまいました。
次はどこに行こうかな…と考えて「日本一の次は日本二位の山に!」と、南アルプスの北岳に行くことに。
妻からは
「なんで降りるのに登るの」
という応援の言葉が…
☆
>2015-0809(日)
広河原(0710)~白根御池小屋(0920)~北岳肩ノ小屋(1200)~北岳山頂(1330)~北岳山荘(1450)
>2015‐0810(月)
北岳山荘(0420)~中白根山(0510)~間ノ岳(0610)~広河原(1330)
甲府に前泊。9日の早朝のバスで、南アルプス登山口の一つである広河原に向かいます。
広河原インフォーメーションセンターで登山届を提出。
リブパック(前側にかけるバッグ)の位置が、今よりかなり低いです。道理で登りで足に当たって歩きにくかったわけだ…
森の中の登山道を登っていきます。
日差しが暑い!
白根御池小屋で、水を補給します。
この時はまだプラティパス(折りたためるビニール製水筒。便利)を知らなかったので、水を2リットルのペットボトルにそのまま入れています。
遠くに雪渓が見えます。
丹沢にもある、シカからの食害を防ぐためのネット。
景観を損ねますが、シカたがないですね…
急坂の草スベリを登っているあたり。空気が薄くなってきたのか、やたら息が切れます。
向こうに見えているのは、多分鳳凰三山あたり。
稜線に出ました。
いい天気です。
北岳肩ノ小屋に着きました。ガスになってきたので、合羽を着こみます。
また水を補給します。天水(雨水)が1リットル100円です。
高校野球を見ながら、ラーメンとコーラで昼食。美味い!
肩ノ小屋を後にします。
ガレた稜線を歩いていきます。
道がわからない時は、ペンキマークを探します。
〇ならOK。✖は来ちゃダメの印です。
日本二位(3193m)の北岳登頂!
ややガスってましたが、それでも十分良い眺めです。
稜線の先に、今夜の宿泊地である北岳山荘の赤い屋根が小さく見えます。
北岳山荘まで50分。転落注意の看板。そんなこと言われても…
危険な箇所には、岩にボルトやハーケンが打たれて鎖場になっており、そうそうは落ちないようになっています。
北岳山荘が近づいてきました。
着きました!なかなか大きな山小屋です。
昭和大学医学部の診療所がありました。
この日は、布団は一人一枚でした。2人とか3人とかの日もあるってことですよね…
>2015‐0810(月)
夜が明けぬうちに、ヘッデンを装備して出発します。
富士山が小さく見えます。
中白根山の山頂で朝日を迎えました。なんと美しい。世界が赤く染まっています。
今歩いている稜線が、向かいの山に影を落としています。
間ノ岳(3189m)山頂です。
写真を撮ってくれたおばさんが「間ノ岳は、こないだ日本3位になったからね」と言っていて「???山の標高が変わるのか?」と不思議に思いました。
後で調べたところ、2014年に国土地理院による詳細な調査の結果、一部の山の標高が変更になったそうです。そーゆうこともあるのですね。
この時点で1000。
農鳥岳を経由して奈良田に下山するのは、ちょっと厳しい時間です。
それに、農鳥小屋には(ごく一部で)有名な農鳥オヤジと呼ばれる方がいて、遅く着いたり、歩き方の悪い登山客を怒鳴りつけると聞いています。
そんな恐ろしいところを通りたくなかったので、ここで引き返して広河原に下山することにしました。
下山は、八本歯のコル経由で帰ることにしました。
ガケに、丸太で作った道がへばりついています。
急な岩場を降りていきます。
またハシゴです。
雪渓の左岸を降りていきます。
雪渓。間近で見たのは初めてです。
広河原に無事下山!
高校山岳部のザックでしょうか?テント泊は荷物が重そうです。
泊りがけの登山は富士山に続いて二回目でしたが、山で迎える朝というのは気持ちいいものです。
次は山小屋泊ではなく、テント泊に挑戦しよう!(と思って、実際に次の北アルプス山行に繋がりました。)