冬富士 御殿場ルート敗退レポート 登山(2016-0331)
冬富士 御殿場ルート敗退レポート 登山(2016-0331)
10日前の吉田ルートでアイスバーンを前に敗退した事を踏まえ、勾配がややゆるく、比較的アイスバーンが少ないとされる御殿場ルートから再度挑んだものの、今度はスタミナ切れで敗退…
全面的に鍛えなおしです。
>2016-0330(水)
太郎坊(0230)~新五合目(0300)~大石茶屋(0330)~新六号目(0800)~2800m地点(1000)撤退~新五合目(1300)~太郎坊(1320)
こうして時間を確認すると、ヤマレコ等で見る冬富士御殿場ルートの記録と比べて、遅いんですね。スピードが…
チンタラ登っているから余計に疲れて、敗退に繋がったわけです。
「南西壁を落とすには速攻しかない(羽生譲二)」
丹沢あたりでスピードハイクの練習でもするかな。走ると腰が痛くなるので、トレイルランはなし。
☆
義父から車を借り、荷物をトランクに積み込んでクリニックを出発します。
高速のサービスエリアに等身大綾波レイと初号機が。
高速を降ります。
太郎坊同門。左に映っている車は、神戸ナンバーでした。遠いところから、まあ。
朝…というか、深夜2時半に太郎坊を出発。
暗くて怖いので、ヘッデンを二つ装備。もっと光を!(北斗の拳、ジャコウ)
登山口の気温は5度。あったかい。
御殿場市街地の明かりが見えます。
新五合目に到着。
登山届をポストに入れます。後で調べたら、ネットでも提出できたようです。
冬山は自己責任で。まあ、山自体そーゆうもんですが。
雪がほとんどありません。
大石小屋にテントが。後でわかったのですが、カメラマンの方でした。週1のペースで冬富士に登ってらっしゃるとか…凄い!
新五号五勺あたりでアイゼン装着。
ありがとう、ばかやろうと書いているのは「水は何でも知っている」の実証実験です。
登り始めて3時間余り。空が明るくなってきました。
ハイドレーションのチューブが凍って、水が出なくなりました。
水分補給をテルモスに切り替えます。
ブル道の杭を目安に登っていきます。
山中湖が綺麗です。
夏道の杭は、こんな感じで雪に埋もれています。
朝日です。美しい…
これを見るために、冬山に登っているようなものです。
ピッケルを雪につきたてながら登ります。吉田ルート程はカチカチでなく、適度に締まった雪で登りやすいです。
ただ風が強く、度々耐風姿勢での待機を余儀なくされます。
慣れてくると、ある程度の強さならそのまま歩くようになりました。
リブパックに入れていたチョコは、カチカチに凍っています。
口の中に入れても、なかなか溶けてくれません。美味しくない…
山頂まで延々と続く雪の斜面。
雲海。美しいの一言。
左下に見えるのは二子山。
オシッコをしたり、ザックを下ろすときはピッケルを雪に突き立ててビレイ(というほどの物でもないけど)を取ります。オシッコ中に足を滑らせて死ぬのは勘弁…
6号目小屋(休業中)風を避けてしばし休憩。
ツェルトは持ってきたものの、かぶると風が強くて端っこがバタバタと耳障りな音を立ててはためくので、結局すぐしまいました。
GPSでこまめに位置を確認しながら、極力夏道を登っていたのですが、谷(?)をはさんで大砂走り側を登るソロの人を見ました。
どーせ全部雪で埋もれているのだから、夏道にこだわらず直登した方がよかったのかもしれません。
そーらーにおおーきなーひこうきぐーもがー(私の彼はパイロット、より)
大石小屋のテントに泊まっていたというカメラマンの男性。物凄い速さで登っていきました。
アレコレと冬富士の情報を教えて頂きました。ありがとうございます。
話を聞くと、週1くらいのペースで冬富士に登っているとのこと。やっぱり速さが大事のようです。
2800m地点でスタミナ切れ。撤退を決めます。
朝2時半から10時まで、時々休んでいるとはいえ、7時間半の連続登坂。疲れるはずです。
御殿場市街方面。
山中湖をバックに一枚。
よく見るとゴーグルの中でメガネがズレています。気が付かなかった。
こーゆう細かいところも、疲労のもとになっているのかもしれません。要チェックや!
地熱?わりと雪が少ない一帯。アイゼンを外すため、地面に腰を下ろしても、それほど冷たくありませんでした。
標高差900mを残しての敗退。完敗です。
もっとスピードをつけなければ、御殿場ルートからの登頂は難しいでしょう。鍛えなおして再挑戦です。
新五合目に戻りました。
無事に下山できたことを感謝し、富士山に手を合わせます。
トランクに荷物を積み込み、着替えて帰宅します。
山頂は踏めませんでしたが、山はいいものです。また来ます。
帰宅後、妻と外食。日ノ出町の洋食屋さんでビーフシチューとタンシチューを分け合って食べました。
翌朝は富士山ケーキ。富士山を食らう!