プロフェッショナルケアによる歯肉縁下のプラークコントロールの効果は、何日間持続するのか?川崎・平間のワコ歯科・矯正歯科 予防歯科通信 075号2016/02/27
プロフェッショナルケアによる歯肉縁下のプラークコントロールの効果は、何日間持続するのか?川崎・平間のワコ歯科・矯正歯科 予防歯科通信 075号2016/02/27
歯肉縁下(歯周ポケット内)は、患者さん自身でプラーク(細菌)コントロールを行うことが難しい部分です。
歯科医院におけるプロフェッショナルケアで、歯肉縁下のプラークコントロールを行い、プラーク(細菌)の数を減らすことができますが、果たしてその効果は何日間持続するのでしょうか?
ワコ歯科・矯正歯科クリニックでは、定期的な検診時に、プロフィーメイトネオや、その他の道具を用いて歯肉縁下のプラーク(細菌)を除去しています。
歯肉縁下(歯周ポケット)内部は、患者さん自身でプラークコントロールをするのがすごーく難しい部分です。
歯ブラシ単独ではまず不可能なので、フロス、歯間ブラシ、ソニッケア(音波歯ブラシ)を患者さんが可能な範囲で使ってもらうようにしています。
セルフケアでは、歯肉縁下1~1.5ミリ程度まではプラークコントロールが可能なようですが、それ以上の深さとなると、プロフェッショナルケアでないと難しいようです。
ワコ歯科・矯正歯科クリニックでは、患者さんの虫歯、歯周病のリスクに応じて、定期的にチェック+プロフェッショナルケアを受けることをお勧めしています。
「プロフェッショナルケアにより、歯肉縁下のプラークを除去したとして、その効果は何日間持続するのか?」という疑問ですが「はっきりとわからない」というのが答えになります。
いくつか文献を調べてみたのですが、明確な答えが出せませんでした。効果の持続が、3カ月~3日までえらく幅が広いのです。
はっきりしない理由として「患者さんのセルフケアのレベル、歯並び等によって、プロフェッショナルケアにより少なくなったプラークが元のレベルに戻るまでの時間はすごーく異なる」ということがあるようです。
セルフケアを(可能な範囲で)頑張ってもらうことで、プロフェッショナルケアによって綺麗になった歯肉縁下の状態をキープできる時間が長くなる、までは言えるようですが「どの程度長くなるのか?」は答えようがないというのが正直なところです。