保険と自費の違いについてワコ歯科の見解 川崎・平間のワコ歯科・矯正歯科 予防歯科通信 037号2016/01/19
保険と自費の違いについてワコ歯科の見解 川崎・平間のワコ歯科・矯正歯科 予防歯科通信 037号2016/01/19
材料の違いがつめもの、かぶせものの耐久性の決定的な差、ではありません。
自費:高くてぼったくり?
保険:安くて良心的?
それとも
自費:体に優しく、精度と耐久性が良い?
保険:体に害がある。精度と耐久性が悪い?
ネットでよく見る両極端な意見ですが…
どちらが正しいのか?
↓
どっちも正しいです。特徴を大げさに言っているだけで…
ワコ歯科・矯正歯科クリニックでは、保険と自費のつめもの、かぶせものの差について聞かれた時には、以下のようにお答えしています。
・材料、作成にかけられる時間の面だけ見ると、自費のつめもの、かぶせものの方が精度、耐久性、表面のつるつる度合い、見栄えの全てにおいて保険のものよりも上回ります。
・ただし、材料の違いが「再度虫歯にならないかどうか」「何年持つか」という耐久性の決定的な差、ではありません。(シャア少佐も仰られています)保険で何十年も持つ例もあれば、自費でもすぐ虫歯になることも。
・つめもの、かぶせものが再度虫歯になるかどうか、何年持つかという耐久性は「フッ化物(フッ素)を適切に使用しているか」「フロス、歯間ブラシ、音波歯ブラシ等で適切なセルフケアを行っているか」「定期的に歯科医院でチェックを受け、どーしても行き届かない部分をプロフェッショナルケアでお掃除し、フッ化物塗布を受けているか」といった、セルフケアとプロフェッショナルケアの積み重ねが大きく左右します。
・セルフケアとプロフェッショナルケアの積み重ねの上で、最終的につめもの、かぶせものの材料の差(保険と自費の差)が出てきます。
と、お話ししています。
金属アレルギーに関しては、自費の材料でセラミックを用いたものの方が起きにくいですが、保険の材料を使っても「必ずアレルギーになる」わけではありません。
問題ない場合がほとんどです。
(ネットでは、わずかな可能性を大げさに言い、不安を煽る言説が多いので、あまり真に受けない方が良いです。)