クラウン(かぶせもの)治療後、歯肉が下がり象牙質が露出したらやり直すべきか?進行抑制のみで12カ月経過した症例10330 川崎・平間のワコ歯科・矯正歯科 予防歯科通信 120号2016/04/24
クラウン(かぶせもの)治療後、歯肉が下がり象牙質が露出したらやり直すべきか?進行抑制のみで12カ月経過した症例10330 川崎・平間のワコ歯科・矯正歯科 予防歯科通信 120号2016/04/24
クラウン(かぶせもの)治療後、歯肉が下がり象牙質が露出したらやり直すべきか?進行抑制のみで12カ月経過した症例10330 川崎・平間のワコ歯科・矯正歯科 予防歯科通信 120号2016/04/24
多少の段差、象牙質の変色、虫歯のなりかけであれば、極力削らずに進行抑制+経過観察のみに留めています。
やや歯肉が退縮(やせた)部分はありますが、露出した象牙質は、それほど変化は見られません。
レントゲン画像でも、特に変化は見られません。
ワコ歯科・矯正歯科クリニックでは、かぶせもの治療後、歯肉退縮(歯肉が痩せる事)を起こして段差が出来たり、象牙質が露出してた部分に変色、虫歯のなりかけがあったとしても
セルフケア:フロス、歯間ブラシ、音波歯ブラシによるプラークコントロール。フッ化物洗口。
プロフェッショナルケア:歯科医院でのお掃除。フッ化物塗布。
等を、患者さんが受け入れられる範囲で実行して頂き、口腔内写真(12枚法。3カ月に1回程度。)、デンタルレントゲン(10枚法。半年~2年に1回程度)等で進行が止まっているか、あるいはゆっくりになっているのかの確認を行い、なるべくやりかえは控えるようにしています。
その上で、進行抑制がうまくいっていればそれでよし。残念ながら進んでしまったら、その時は観念してやり直しています。
開業して2年、9割以上の詰め物、かぶせ物の多少の変色、段差、なりかけの虫歯は削らずに進行抑制ができています。5パーセント程度は、残念ながら1~2年で進行して、削ってやり直しになっています。
来なくなった患者さんもいますので、実際に「どれだけ進行抑制ができているのか?」は、はっきりしませんが…悪くない数字かと。