毎日のフロスで、コンタクトカリエスのチェックをしないのは日本人だけ? 川崎・平間のワコ歯科・矯正歯科 予防歯科通信 079号2016/03/11
毎日のフロスで、コンタクトカリエスのチェックをしないのは日本人だけ? 川崎・平間のワコ歯科・矯正歯科 予防歯科通信 079号2016/03/11
(例によって)~をしないのは日本人だけ?と煽ると、皆さん読んでくれますので…
フロスを毎日行うことは、プラーク(細菌)コントロールによって虫歯、歯周病の予防・進行抑制になる!だけではありません。
フロスの引っ掛かりやほつれにより、コンタクトカリエス(歯と歯の間の虫歯)を早期に発見することができる(かもしれない)のです。
ワコ歯科・矯正歯科クリニックでは、コンタクトカリエスの早期発見の為にデンタルフロスを毎日使うことをお勧めしています。
フロスを歯と歯の間に通した時、ツルツルのきれいな歯であれば、ひっかかりなく通過します。
しかし、歯と歯の間に虫歯、あるいは初期虫歯ができていたら、糸が引っかかったり、ほつれたり、切れたりします。
セルフケアが、そのままコンタクトカリエスのチェックにもなるという寸法です。
海外では、毎日フロスをすることで虫歯のチェックを自分自身で行うことが常識、と聞いたことがあります。
これは、詰め物、かぶせ物が入っていても同じです。詰め物、かぶせもののが隣の歯と接している部分は、通常見えません。
虫歯(あるいは、なりかけ)になっているかどうかは、すごーくチェックしづらい部分です。
しかし、患者さん自身が毎日フロスを使うことで、詰め物、かぶせ物が二次カリエスになっていないかのチェックが自分でできるのです。
ちなみに、フロスが引っかかった、ほつれた、切れたからと言って、即削って詰めなければならない!わけではありません。
フロスを使う頻度を増やしたりしてよりプラークコントロールを行い、フッ化物洗口の頻度、濃度を増やしたり、定期的に歯科医院でお掃除+フッ化物塗布を行う頻度を増やすことで、進行抑制を行えば、虫歯の進行が止まったり、すごーくゆっくりになって、削らずに済む、かもしれません。