歯科検診に行きましょう!行かねば死!闇雲に不安を煽る一部メディア!では、具体的に歯科検診でワコ歯科は何を調べているのか? 川崎・平間のワコ歯科・矯正歯科 予防歯科通信 094号2016/04/09
歯科検診に行きましょう!行かねば死!闇雲に不安を煽る一部メディア!では、具体的に歯科検診でワコ歯科は何を調べているのか? 川崎・平間のワコ歯科・矯正歯科 予防歯科通信 094号2016/04/09
一部メディアで
「歯科検診に行かない日本人は愚民!」
「歯科検診をしないと死ぬ!」
と闇雲に不安を煽り
「歯科検診で具体的に何を調べて、何を指導するのかを明確にしないまま」
受診(だけ)を促す報道がありました。
ワコ歯科の歯科検診の考え方を述べます。
口腔内写真(12枚法)撮影
全ての歯を表から裏から記録
デンタル(詳細なレントゲン)10枚法:パントモ(大まかなレントゲン)ではわかりにくい隠れ虫歯、歯周病の進行度合い、詰め物と歯の境目等をくまなく記録。
唾液検査(実費)
プラーク(細菌)の染め出し
フロス、歯間ブラシ、音波歯ブラシ、フッ化物洗口等のセルフケア指導(実行可能な解決策の提示)
ワコ歯科・矯正歯科クリニックでは、歯科検診において
「口腔内写真(12枚法)」
「デンタル(10枚法)」
「位相差顕微鏡によるプラークの確認」
「唾液検査」
「プラークの染め出し」
等を行っています。
患者さんには、初回の検診時に
「検査で、虫歯や歯周病、その他問題が見つかっても、即座に治療が必要なケースばかりではありません。フロス、歯間ブラシ、音波歯ブラシ等による適切なプラークコントロール、フッ化物洗口による歯質の強化、虫歯の再石灰化により、進行を抑制し、削ったり抜いたりしなくてもいい場合が多いです」
「歯科検診は『治療をする箇所をさがすもの』ではなく『現状を把握し、可能であればセルフケア、プロケアで進行抑制を試み、進行抑制がうまくいけばそれでよし。不幸にも進行抑制がうまくいかず、削ったり抜いたりの治療に至っても、再発の防止やリスク低下が可能。」
というような事をお話ししています。
リスクを調べて、可能な範囲で予防を行い、出た結果を受け入れる、という事も。
一部メディアの、具体的に歯科検診で何を調べ、何を目的とするのか明確でないまま不安(だけ)を煽って受診を促す姿勢は(例え、記事を読んでワコ歯科の患者さんが増えたとしても)不愉快です。
セルフケアに触れず
「歯科医院に行きさえすればOK」
という書き方も。
医療は、人を幸せにする為にあります。
闇雲に不安を煽って受診を促すという手法は(結果的に、患者さんの利益になったとしても)良い事ではない、と思います。
不安を煽って物を売るというのは、商売として下品だし、不安煽りがどんどんエスカレートして長続きしません。