日本でラバーダムを使う歯科医師は3%?「世界の歯内療法の潮流」より 川崎・平間のワコ歯科・矯正歯科 予防歯科通信 129号2016/0509
日本でラバーダムを使う歯科医師は3%?「世界の歯内療法の潮流」より 川崎・平間のワコ歯科・矯正歯科 予防歯科通信 129号2016/0509
※ラバーダム:神経の治療をする際に、神経の中に唾液やバイキンが入らないようにするためのゴムシート。
ワコ歯科・矯正歯科クリニックでは、神経の治療をする時には必ずラバーダムを使用しています。
神経の治療時にラバーダムを使う歯科医師は、日本では3%程度と言われています。
そもそも、ラバーダム自体を知らない患者さんが多いのが現状です。
ラバーダムの目的を説明したうえでアンケートを取ると「ラバーダムを使ってほしい」という患者さんが9割を超えていました。
・ラバーダムを使っても、即座に効果が実感できるわけではない。
・めんどい。
・ゴムシートで口を覆うことを、患者さんが好まない。
諸々の理由があるようです。
ワコ歯科・矯正歯科クリニックでは、神経の治療をする時には必ず、他の治療の際も可能な限りラバーダムを使うようにしています。
ラバーダムを使う理由は
・神経の中に唾液、唾液中に含まれるバイキンを入れないことで、5年後、10年後の再発率を下げることができる。
・吐く息に含まれる湿気を遮断することで、CR(プラスチック)の治療時に、しっかりとくっつけることができる。
・ほっぺたや舌をゴムシートで排除することで、集中して治療ができる。
・薬液や治療用の器具を誤って飲み込む事故のリスクを減らすことができる。
といった事柄です。
様々な考え方や、状況がありますので
「ラバーダムを使うから良い!使わないから悪い!」
と断言することはできません。
ただ個人的には
「一度ラバーダムを使った神経の治療に慣れてしまうと、ラバーダム無しでは怖くて神経の治療ができなくなる」
と思うのですが…