歯磨き粉のフッ化物濃度がこんなに薄いのは日本だけ? 川崎・平間のワコ歯科・矯正歯科 予防歯科通信 144号2016/04/24
歯磨き粉のフッ化物濃度がこんなに薄いのは日本だけ? 川崎・平間のワコ歯科・矯正歯科 予防歯科通信 144号2016/04/24
歯磨き粉のフッ化物濃度がこんなに薄いのは日本だけ? 川崎・平間のワコ歯科・矯正歯科 予防歯科通信 144号2016/04/24
歯磨き粉のフッ化物濃度はドイツ:1400ppm 日本:たったの950ppm!
なんと!2/3しかフッ化物が入っていません!
日本では、薬事法上歯磨き粉のフッ化物濃度は1000ppmまでしか認められていないのです!
陰謀…かも。まあ、怖い!
フッ化物1400ppm配合。ドイツの歯磨き粉。
ヨーロッパ帰りの患者さんより写真提供。
「フツーのドラッグストアで売っていました」とのこと。
フッ化物(たったの!)950ppm配合。日本の歯磨き粉。
日本では、薬事法により歯磨き粉のフッ化物濃度は1000ppm未満であるべし、と決まっているのです。
ワコ歯科で取り扱っているミラノール(フッ化物洗口液)
標準の使い方で、フッ化物濃度は450ppm。
フッ化物を使えば絶対大丈夫!なわけではないですが、様々な方法でフッ化物を活用することが、虫歯リスクを低くします。
ワコ歯科・矯正歯科クリニックでは
・虫歯予防にはフッ化物が重要。
・ただし、日本の歯磨き粉はフッ化物濃度が低いこと。
・毎日フッ化物洗口を行うことが、日本の現状では有効なフッ化物の使い方であること。
・歯科医院でフッ化物塗布を行うことは無駄ではないが、たまーに濃いフッ化物を塗るよりも、毎日薄いフッ化物で洗口する方が虫歯予防の効果が高いこと。
をお話しています。
海外の歯磨き粉のフッ化物濃度が高いことは、知識としては知っていたのですが、ようやく証拠写真が入手できました。