フロス>>>>越えられない壁>歯ブラシ 食後にはフロスを真っ先にやりましょう。 川崎・平間のワコ歯科・矯正歯科 予防歯科通信 039号2016/01/21
フロス>>>>越えられない壁>歯ブラシ 食後にはフロスを真っ先にやりましょう。 川崎・平間のワコ歯科・矯正歯科 予防歯科通信 039号2016/01/21
2ちゃんのスレタイ風の「わかりやすい題名」にすると、皆さん読んでくれます。
虫歯、歯周病のリスクの高い歯と歯の間、歯と歯肉の境目を歯ブラシだけできれいにするのは超難しいです。
フロスを(下手でもいいから)使うことで、歯ブラシよりよっぽどきれいにできます。
音波歯ブラシで仕上げをします。
(普通の歯ブラシでもいいですが、音波歯ブラシの方が「ヘタでもある程度結果が出る」のです。
フロスを使ってないのは日本人だけ!(便利な煽り文句)
ワコ歯科・矯正歯科クリニックでは「フロス>>>>>越えられない壁>歯ブラシ」と考えています。
つまり
・プラークコントロールは、フロスで虫歯・歯周病のリスクの高い(プラークが溜まりやすい)歯と歯の間、歯と歯肉の境目をお掃除するのがメインである。
・歯ブラシは、フロスの後で平らな部分(それほどプラークの溜まらない、虫歯・歯周病のリスクの低い部分)を掃除するもの。
という捉え方です。
「歯ブラシも完璧にできないのに、フロスを使うなんて生意気だ」
「歯ブラシが完璧に使いこなせれば、歯と歯の間や歯と歯肉の境目もお掃除できるはず」
「歯肉の薄い日本人がフロスを使うと、歯肉が傷ついてやせてしまう」
「フロスの使い方は難しいから、まず歯ブラシから指導すべき」
等、歯科医師の間でもフロスの立ち位置や使い方について統一見解はありません。
それでも私がフロスを推す理由は
「フロスを(下手でもいいから)使ったほうが、歯ブラシの練習を職人芸的にやってもらうより、手っ取り早く結果が出る(リスクの高い部位のプラークを落とせる)」
「フロスのデメリットは、高リスク部位のプラークを落とし、虫歯と歯周病のリスクを減らせるというメリットと比較すると、すごく小さい」
からです。