ワコ歯科は激怒した。 必ず、かのトンデモ医である内海聡と組んでいる長尾周格先生の週刊ポスト記事(長いなあ)に反論せねばならぬと決意した。(2016-0628)
ワコ歯科は激怒した。
必ず、かのトンデモ医である内海聡と組んでいる長尾周格先生の週刊ポスト記事(長いなあ)に反論せねばならぬと決意した。
ワコ歯科には集客がわからぬ。ワコ歯科は、町の予防歯科医である。
セルフケアを指導し、虫歯や歯周病の進行抑制に励み、山に登って暮らして来た。
けれどもトンデモ医療に対しては、人一倍に敏感であった。
週刊ポスト2016年7月8日号「過当競争の歯科医師「ちゃんと治すと上司が怒る」」への反論(2016-0628)
http://www.news-postseven.com/archives/20160627_424411.html
紙の週刊ポストも購入して読みましたが
「歯医者は全員クソ。俺以外は!」という悪意に満ちた記事を読んで、怒りが収まりません。激おこぷんぷん丸です。(古くてすみません)
一理ある部分も1%ほどありますが、99%はごく一部の事を切り取って誇張した記事です。こーゆう不安を煽る記事を書く記者も記者ですが、インタビューに答える歯科医師も歯科医師です。
「歯医者は全員クソ!俺以外は!」という主張をして、一体何をしたいのでしょうか…
文責は長崎祥吾(歯科医師)個人にあり、歯科医師全体の意見を代表したものではありません。
また、いかなる企業や団体からの利益供与も受けておりません。
(いや、お金を頂けるならいくらでもライターさんの意図に沿ったコメントを出しますぜ。グヘヘ。ただし、歯科医師の魂を売る対価として3億円(最低落札価格)頂きますので、利益供与を希望される企業や団体がありましたら、ぜひ連絡をお願いします。)
こーゆうトンデモな主張への反論に対する、トンデモさん側の対応と言うのは、大体決まってるんですね。
「本当のことを言われたから怒る」
「自分の商売に都合が悪いから怒る」
こう言えば、真面目な人ほど考え込んで、黙ってしまう事を知ってるんですね。
生憎、私は真面目じゃないんで黙りません。
私の商売である歯科医療の信頼を貶め、そしてワコ歯科の営業妨害です。
自分の商売の妨害をされてはたまりません。
まあ、長尾先生の主張には一部うなずける部分もありますが、あまりにも「盛り過ぎ」です。
以下、反論です。
>何度も虫歯治療が繰り返される理由?歯医者が虫歯をきちんと取らないまま、被せたり詰めたりしているから
>『う蝕検知液』という薬液があって、これをかけると一発で虫歯の取り残しが分かります
>当時の勤め先のクリニックの約20人の同僚の誰一人としてそれを使っていませんでした。虫歯の取り残しは確信犯です
まるで「虫歯を再発させるために、わざと虫歯を取り残してリピーターにしている」といわんばかりの主張です。
「う蝕検知液」を使わないから、虫歯の取り残しをしてしまい、狙って虫歯を再発させている、と。
まったくのデタラメでもないですが、いくらなんでも論理の飛躍があり過ぎます。
まず「虫歯をワザと取り残し、狙って再発させて再治療で儲ける」という主張ですが「ホントに出来るの?そんな器用な事」というのが正直な感想です。
歯科医師は、腕前や経験の差こそあれ、自分の持てる知識と技術の範囲内でなるべくきれいな治療を心がけ、虫歯の取り残しや再発が無い様にしています。
それは「歯科医師の良心」というものではなく(いや、良心も勿論ありますが…)「治療後の詰め物、かぶせものに早い段階でトラブルになると、自分の収入減になるから」です。
保険の詰め物だと概ね半年、被せものだと2年は同じクリニックでのやりなおしに保険が効きません。つまり、あまり早い段階で取れた、痛いとなると、クリニック側の持ち出しになるのです。
自費治療の場合、クリニックによって規定は異なりますが、概ね5年程度の保証を付けているところが多く、保証期間内で取れたりしたら、無料で治すようにしているクリニックが殆どです。
経営者であれば、やりなおしの分はタダ働きになりますし、勤務医であれば、やりなおしの技工料(詰め物、被せ物の作成料)は歯科医師個人の負担となる場合が殆どです。
手を抜いた治療をして、狙い通りに保証期間が終わってから取れてくれればいいですが、保証期間内に取れたら損することがわかっているので、歯科医師は(その良心に関わらず)自分の知識と技術の範囲内でなるべく長持ちするように治療をするのです。
☆
う蝕検知液については、私自身は虫歯を削る時に必ず使っていますし、日本歯科保存学会のう蝕治療ガイドラインでも「なるべく使った方がいいんじゃないのかしら?」とあります。
http://minds4.jcqhc.or.jp/minds/usyoku/usyokugl.pdf
このガイドラインのP35に、う蝕検知液により染まった感染象牙質を除去する基準が載っていますが、実は学会でも「この色で削るべし」という明確なラインは定められていません。
虫歯の進行とともに、虫歯はより大きく、深くなり、虫歯菌の出した酸によって柔らかくなった部分がおおむねう蝕検知液に染まるのですが、削るべき部分は「虫歯菌の侵入している象牙質」であって「虫歯菌の出した酸によって柔らかくなった、あるいは着色しただけで、虫歯菌自体はまだ侵入していない象牙質」は、必ずしも削らなくていいのです。
虫歯菌がどれだけ深く象牙質に侵入しているかは、スライスして顕微鏡で見たり、培養したりすればわかるのでしょうが、臨床の場で(歯科医院で)「ここは虫歯菌が侵入してるのか、それともまだ侵入してないのか」を確実に見分ける方法は存在しません。
う蝕検知液は「柔らかくなった象牙質」を染めますが、虫歯菌が侵入しているのか、それとも虫歯菌はまだ侵入しておらず、虫歯菌の出した酸によって柔らかくなっている、あるいは着色しているのかを区別することはできません。
私自身は、最終的にどこまで削るかは、う蝕検知液と硬さ、色で判断していますが、硬さと色だけで判断する先生が「絶対間違い」とまでは言えないでしょう。
「いや、念の為にとにかく着色した部分をぜーんぶ削ってしまえば、間違いはないじゃないか。いいじゃん、怪しいところは全部削っちゃえば」
という考え方もありますが「怪しい部分」を全部削る事で、神経を取るような場合に、歯科医師も迷うわけです。
「検知液で染まっている部分を全部削ると、神経を取る羽目になってしまう。神経を残す事を優先して、もしかしたら虫歯菌が染み込んでいるかも、染み込んでいないかもというギリギリのところは、虫歯菌が染み込んでいない方にカケて、削らないでおこう。痛みが出なければそれでよし。痛みが出てしまったら、その時に神経を抜こう。」
という判断が、間違っていると言えるでしょうか?
う蝕検知液での判断が全てではないのです。
余談ですが、虫歯を全部削ると神経が出るかも。。。と言うときは、私は二次象牙質(神経の内側に形成される壁)の形成を期待し、水酸化カルシウム製剤を虫歯の深い部分に塗り、フッ化物入りセメントによるう蝕象牙質の再石灰化を期待して、2~3か月ほど待つことが多いです。
再エントリーすると、大体はう蝕象牙質はフッ化物の働きで硬くなっていますし、硬くなっていなくても、二次象牙質の形成により虫歯を(だいたい)全部取り切る事が出来て、神経を残したまま詰める、被せることができます。
この方法は、教科書にも載っている古典的な方法です。
欠点は、詰める、被せる(=儲かる)まで、3か月もかかることです…
長くなりましたが
「再治療を狙って、わざと虫歯を取り残す事は(絶対にないとは言い切れないが)歯科医師自身の金銭的な不利益に繋がるので、現実的にあるとは考えにくい」
「う蝕検知液は、使った方が望ましいが、削るか残すかの最終的な判断は硬さや色等を総合的に見て行うので、使わないことが『間違っている』とまでは言えない」
ということです。
>治療に時間や手間ヒマをかけると『長尾先生は患者をたくさん回さない』と経営者にいわれました
>売り上げの2割が歯科医の給料になるという歩合制でした。僕の年収は約2200万円くらいだったと思います
私も勤務医だった時、あまり削らないで予防に力を入れ始めると、当時のボスから「長崎先生、予防に力を入れて立派な事をやっているのはわかるけど、少しは削ってくれないと経営が…ね…」と言われました。
経営者の側からすれば、そりゃあ患者さんを多く見て、多く売り上げてくれた方が良いに決まってます。
歩合制というのも、多くの勤務医がそのようにしています。
ちょっとひっかかるのは「患者をたくさん回さない」「年収は2200万円」という点です。
ここからは、私の経験と聞いた範囲の話になるので、他の先生と異なる見解かもしれません。
歯医者の売り上げというのは、ものすごーく個人差がありますので。
私自身、昔はガンガン削ってガンガン詰め、詰め物等もなるべく保険ではなく自費になるように患者さんに説明をして、時にインプラントもやっていました。
ガンガン削っていた勤務医時代の売り上げが、大体毎月250~350万の間くらいです。
※歯科医師の平均売り上げのデータがあるわけではないですが、生活ぶりから推測する限りでは、おそらく平均よりはやや下でしょう。
概ね1日20人の患者さんを診て、保険の売り上げが一人当たり平均500点。円に直すと1点10円ですので、5000円。
20人見て、概ね一日保険だけで10万円になります。
月20日勤務で、10万円×20日=200万円
自費治療が毎月50万~150万程度でした。
患者数20人というのは、チェア(治療用の椅子)を1台占有し、患者さん一人を概ね30分で回します。
歯科医師一人だけでやろうとすると、大体1日20人くらいが見れる限度だと思います。
これ以上診ようとするなら、チェアを2台以上占有し、歯科衛生士さんに型取り、仮蓋、諸々の「歯科医師でなくても出来る処置」をお願いしなければなりません。
チェアを複数台占有し、衛生士さんにある程度任せることで、20人以上診ることが可能になってきます。
で、この先生の年収2200万円という金額から、どのような診療をしていたのかを推測してみます。
売り上げの2割が収入という事は、売上自体は2200万円×5=1億1000万円が年間の売り上げになります。
1億1000万円÷12=約917万円が、ひと月当たりの売り上げになります。
私の全盛期(今はもっと売り上げが低いのです…予防歯科で開業して、売り上げは激減しました。恥ずかしいので金額は言いたくないです…)の3~4倍になります。
以前大手のX歯科医院(関東に9件クリニックを持つ、かなりの大手です。イロイロあって退職しましたが…詮索しないで頂けると嬉しいです)に勤めていた時、そこの売り上げトップの歯科医師が毎月500万円を切らないと聞いたことがあります。
毎月200万円以上の売り上げようとすれば
・数を見る
・自費率を高める(詰め物、被せ物は保険よりも自費の方が単価が高いから)
のどちらかなのですが、数を見るのは肉体的に限界があるので、X歯科医院では自費率を高める方向で売り上げを上げることが推奨されていました。
長尾先生は矯正もされるそうなので、毎月の売り上げ約917万円が、全て削って詰めてなのか、矯正も含めてなのかは記事を読むだけではわかりませんが、並外れた売り上げであることは間違いありません。
それでも、長尾先生は経営者から「患者をたくさん回さない」と言われていたという事は、他の先生はもっと売り上げを上げていたという事になります。
そのような「売り上げが並外れている歯科医院」の事を基準にされても、ちょっと…ねえ…
>このクリニックでは診療報酬の不正請求も行われていた
>歯周病治療だと、口の中に証拠が残らないので多めに算定することが常態化していた。
>他の医院でも、同じようなことをやっているのを見てきた
この「多めに算定」というのが、どのような事を意味しているのかがはっきりしないのですが、保険での歯周病治療では
1.外科手術
2.歯のお掃除
の2種類があるのですが、確かに詰め物、被せ物と違って歯肉相手の事なので証拠が残らず、やろうと思えばできますし、実際に長尾先生の元勤務先ではやっていたのでしょう。
ただ、保険診療では歯科医院一軒単位でレセプト(診療報酬を請求するための、カルテ内容を基にした書類)を見ますので、平均的な歯科医院よりも歯周病の外科手術や歯のお掃除が並外れて多ければ「一人二人ならそーゆうこともあるかもしれんが、あんたのクリニックにだけ、日本中の歯周病重症患者が集まっとるのかね?ん?」となって、査定(請求した診療報酬を減らされること)の対象となるので、そこまでアレなことは通常の神経の持ち主なら、まあやりません。
余談ですが、診療報酬の審査の「厳しさ」は、県毎に異なります。
建前上は全国同じという事になっていますが、実際には「多めに算定」してもスルーされる県や、厳しく査定される県があります。
私は8年歯科医師をやっていますが、埼玉で2年、あとはずーっと神奈川です。
神奈川はかつて「神奈川ルール」と言われるくらいに保険の算定が厳しく、かつてはあまりの指導の厳しさに、歯科医師が自殺した事もあります。
今は他の県と同じ…になっていると思いますが、埼玉と神奈川以外で勤務した事がないので何とも言えません。
私は基本的には、実際に行った処置しか算定していませんし、逆に「実際の歯のお掃除は行ったけど、歯の本数を実態通り請求すると査定されるリスクがあるので、実際にお掃除した歯の本数より少なく請求しよう…」とするケースもあります。
この辺りは、長尾先生が「見たんだもん!」と言うならそうなのでしょうが、ソレを「だからみんな悪いことしてるに決まってるもん!」と言うのはちょっと…
>いい加減な治療をする歯医者ほど、何度も患者が繰り返しやって来る
>虫歯がきちんと治せていれば、患者は短期間のうちに何度も通わなくて済みます。
>だから、ガランとしている歯医者が良心的な治療をしている場合もある
ええーっ?
一理ある、ようにも聞こえますが…
いい加減な治療をしていたら、患者さんも「こんなにすぐ再治療になるのはおかしい」と気づくのでは?
歯科医院は今やどこにでもありますから、フツーに考えれば治療が下手(すぐ取れる、再治療になる)な歯科医院からは患者さんが逃げ出すのではないでしょうか…
私は小さい虫歯はなるべく削らず、フッ化物やフロス等のセルフケア指導のみ行っていますので、ガランとしています
※盛った表現です…患者さんはいますよ…なるべく削らず進行抑制をする方針を評価してくれる患者さんが…
ワコ歯科って良心的だったんだ…気が付かなかった…
>日本の保険診療は診療報酬が低く、患者にとって良い治療を真面目にすればするほど”リピーター”がいなくなり、歯医者の経営が苦しくなる。
>いい加減な治療をすることにインセンティブがはたらくようになっているのです
診療報酬が低い事には同意します。
丁寧にやっても雑にやっても同じ報酬なら、確かに丁寧にやるメリット自体は少ないとも言えます。
ただ「あえて質の低い治療をして、再治療になる事を狙ってリピーターにする」というのは、保険の実質的な保証期間(半年~2年の、詰め物や被せ物のやりかえで保険が効かない期間)内に取れてしまった場合、持ち出しになるリスクや、すぐ取れる事で患者さんが逃げるというリスクを考えると、質の低い治療を「狙って」やる先生はいないと思いますが…
まあ、もしかしたら「狙った時期に丁度取れるような、神業的な腕」を持つ歯科医師も世には存在するかもしれませんが、そーゆう腕前があれば、腕前を生かして高度な治療を手広くやった方が、より簡単に儲かるのではないかと…インプラントとか…自費の被せ物、詰め物とか…
☆
話を戻しますと、儲けようとすれば詰め物、被せ物を保険ではなく利益率の高い自費(セラミック等)を勧めるという「やり方」になってきます。
いい加減な保険の詰め物をしてリピーターになってくれることを狙うより、自費率を高める方が確実に儲かるからです。
私自身、数をこなすのではなく自費のメリットを患者さんに説明することで自費率を高めることで、ある程度は稼がせてもらいました。
今ですか?
自分の技術は客観的にはわかりませんが、詰め物、被せ物は保険のケースが殆どです。
理由は、詰め物、被せ物の説明をする際に
・詰め物、被せ物の寿命を決めるのは、患者さん自身のフッ化物、フロス等を使ったセルフケアが9割です。
・残りの1割が、定期健診やプロケアです。
・セルフケア、プロケアを継続したうえで、最後に差が出るのが詰め物、被せ物の素材の差です。
・自費の詰め物、被せ物であれば、保険の素材よりも精度が良いので、長持ちするでしょう。
・ただ、セルフケアやプロケアの継続の方がより重要です。
こーゆう流れで説明をすると、大体の患者さんは「フッ化物洗口、フロス頑張ります。定期的に歯科医院にも来ます。詰め物は保険でお願いします」となります…
もう少しうまい説明をすれば、詰め物や被せ物が自費になる確率が高まって儲かるのかもしれませんが、今のところ私自身が正しいと思う事を正直にお話ししています。よよよ…
>長尾院長は、東京のクリニックを辞めた後、千葉市内で開業したが、昨年から保険診療を一切やめて、予防専門クリニックをスタートさせている
ええ、保険診療はやめていますね。保険医である時から保険の悪口を散々著書やネットで書きまくった挙句…
いや、保険をボロクソに言っていながら自分のクリニックで保険診療をやっていたという神経が信じられないのですが…
ものすごいメンタルの強さです。嫌味抜きで尊敬しますよ。
かなり独自の理論で予防歯科をやられているようです。
一言で表すと「断糖肉食」。
虫歯や歯周病、その他ありとあらゆる病気は糖質の摂取とそれに伴う栄養欠乏から起こるから、糖質(砂糖やコメをはじめとする炭水化物)は一切食うな!肉食え!肉!野菜も不要!肉!肉!肉!というものです。
フロスも歯間ブラシも不要!プラークコントロールも不要!フッ化物は毒!とさえ主張されています。(ええーっ!)
ご自身でも著書やネットで繰り返し主張していますが「日本で、おそらく世界でも唯一の『正しい理論による』予防歯科」だそうです。
そんな極端な食生活、ヤダ…
☆
予防は私もやっていますが、山形県酒田市の日吉歯科(日本で最も有名で、結果を出している予防歯科)の方針をそのまんまパクっています。
なるべく削らない、抜かないというのは長尾先生も同じだとは思いますが、私は現在概ね正しいとされている現代歯科医療に則って診療しています。
砂糖は虫歯の原因のひとつですが、全てではないので、摂取方法や頻度さえ注意すれば、絶対ダメとは思いません。
実際に、スウェーデンをはじめとした欧米諸国の殆どは日本の2~3倍の砂糖を摂取していますが、虫歯の本数は日本の半分から三分の一です。
私の虫歯、歯周病の予防や進行抑制は
虫歯:フッ化物洗口、フッ化物塗布等、フッ化物の適切な使用
歯周病:フロス、歯間ブラシによる可能な範囲内での歯肉縁上、縁下のプラークコントロール。また、やる気を持続させるための定期健診、指導、患者さんのセルフケアで行き届かない部分の定期的なプロケア。
という、ごくごく平凡なものです。
まあ、上記の事柄を「間違っとる!」と言う歯科医師の先生はあまりいないとは思います。
程度の差こそあれ、どの歯科医院のホームページにも載っている内容ですし、学生向けの教科書にも載っている事を徹底しているだけです。
※いや、ここが間違っとる!という部分がありましたら、ご指摘頂けると幸いです。
☆
長尾先生の主張とは直接の関係は無いですが、トンデモ医として有名な内海聡さんと仲が良く、コラボで公演等を行っていることも、主張に頷けない…というか、なるべく関わりたくない理由の一つです。
内海聡さんと長尾周格先生の上級合宿(いったい何の上級?) 1泊2日で98000円(何を教えるのでしょうか…)
https://amabileizu.com/pdf/201602/20160130.pdf
内海聡さん
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E6%B5%B7%E8%81%A1
内科医の内海聡氏「障害児の出産は親の責任」と発言しFacebookが炎上
http://girlschannel.net/topics/396166/
コラボ後援会の告知
http://ameblo.jp/rita32/image-11932293913-13082768156.html
☆
よく「自分は日本一の歯科医師」「俺より技術の高い歯科医師は日本には存在しない」と主張されていますが、SJCD(有名な歯科のグループ)の発表では、以下の様に書かれています。
>評価のしようがなかった
>演題とプレゼンの内容が全く伴っていない
>謙虚な姿勢で行うべき
http://www.tokyo-sjcd.com/root/step01.html
うーん…
この発表の症例を見せて頂きたいのですが、多分断られるでしょうね…
☆
多分「誹謗中傷された!」と主張し、私の言葉に具体的な反論はなさらないのでしょうが…今まで他の先生と議論になった時もそうでしたしね…
あと、内海聡さんの信者をワコ歯科に差し向けたりするのはやめてくださいね…
ビビリなものでして…主張は言論でお願いします<(_ _)>…