「子供の歯磨きを禁止 埼玉の歯科医師による“実験”の結論は」への反論(院長 長崎)平間 歯科医院
JR南武線平間駅徒歩30秒、ワコ歯科・矯正歯科クリニック院長の長崎です。
>子供の歯磨きを禁止 埼玉の歯科医師による“実験”の結論は
>徹底したのが、日本の伝統食の実践
https://hc.nikkan-gendai.com/articles/218266
虫歯予防の「生活習慣指導」としては、一理あると思います。砂糖が殆ど入手できなかった太平洋戦争中の日本では、虫歯が激減していました。
ただ「極端な食の制限」による虫歯予防というのは、あまり良いこととは思いません。映画「パーフェクトワールド」で、極端な信仰を子供に強要する親に対して「子供は、クリスマスを楽しむ権利がある」と諭した主人公の言葉を思い出しました。
そもそも健康は「人生を楽しむ手段」であって「人生の目的」ではありません。 虫歯が無い方が人生を楽しめるので、なるべく虫歯は予防した方がいいですが、虫歯を予防する為に極端な食の制限をするのは本末転倒では?と。
大人が、自分の責任や自分の嗜好で極端な食生活をするのは自由です。ただ、それを子供に強要したり、周囲の人に(よかれと思っても)口出しするのは、いらんことです。
また、この手の「和食礼賛、砂糖厳禁」の食推奨の人は「欧米の虫歯が少ない国(スウェーデンとか)は、砂糖消費量は日本の3倍位」という不都合な真実にダンマリを決め込んでいます。 砂糖は虫歯のリスクの一つですが、全てではないです
砂糖一生禁止で、虫歯は出来ないけど味気ない人生を送るか? 砂糖を(虫歯リスクに気を払いつつ)程々に摂り、そのかわりフッ化物を活用して虫歯リスクをコントロールし、人生を大いに楽しむか? どちらを選ぶかは自由ですが…
私は「極度に食べ物を制限して、虫歯リスクをコントロール」よりも「フッ化物を活用し、食べ物の制限は程々にして、大いに食べ物を楽しむ」方が、楽しい人生を遅れると思いますので、患者さんにもそうお話しています。
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