フレイル予防の鍵は人とのつながり(衛生士 岩渕)平間
フレイル予防の鍵は人とのつながり(衛生士 岩渕)平間
突然ですが「フレイル」とは何かご存知ですか?
「虚弱」という意味ですが、今は人生100年時代といわれています。
いかに健康寿命を延ばしていくかが課題ではないでしょうか。
こちらの図のようにはフレイルは段階的に進んでいきます。
歯科臨床総合誌の『ザ・クインテッセンス』によると、
健康と要介護の中間の時期であり対応次第で健康に戻すことが出来る、
という特徴があるそうです。
多面性があり3つの要因が絡み合っていますが、
その起点は社会とのつながりを失うことがフレイルの最初の入口です。
外とのつながり、人とのつながりが多ければ、
それだけ元気になるということも言えますね。
世界で最も高齢化の進んでいる日本では、
高齢化そのものよりも高齢者の孤立支援がより重要であり、
(しかも世界一社会的に孤立している国らしいです)
そこを解決するためには地域のサービスに橋渡しするような社会的処方が必要です。
こちらではお久しぶりの来院の際、
セルフケアの他にも伺っていることがあります。
美味しくご飯食べてますか?
早寝早起き、十分な睡眠取れていますか?
適度な運動してますか?
栄養のバランスが取れた食事摂れてますか?
またか〜と思われているかもしれませんが、
そこから話が広がることもあり、患者様の環境の変化に気づくことが出来ればいいのかなと。
必要な方には支援を受けられるよう対応していきたいと思います。
気軽に足を運んでいただける拠り所のような存在でありたいと、
そんなことを考える今日この頃なのでした。