虫歯の進行速度
虫歯の進行速度
南武線平間駅徒歩1分。ワコ歯科・矯正歯科クリニック院長の長崎です。
虫歯の進行速度の話です。
「ICDAS(アイシーダス)が拓く新しいう蝕治療マネージメント 歯質保存療法を主役にした治療可能なう蝕病変の判定」の論文を読みました。
虫歯の進行度合いの新しい基準であるICDASについては以前にブログで書きましたが、この論文では初期の虫歯を7~10年経過観察した実際の写真が掲載されています。
虫歯は、以前は「早期発見 早期治療」と言われ、見つけ次第すぐ削られていました。
現在では、虫歯はプラーク(バイキン)を落とし、フッ化物(フッ素)洗口を行ったり、フッ化物入りの歯磨き粉を使ってイエテボリ法(歯磨き後にうがいを大さじ一杯の水で行い、その後2時間飲食禁止)を行うことで、進行がゆっくりになることが確認されています。
当院では、虫歯を発見しても痛みが無い限りはすぐに削らず、経過観察+進行抑制を行っています。