唾液検査について
唾液検査について
南武線平間駅徒歩1分。ワコ歯科・矯正歯科クリニック院長の長崎です。
ワコ歯科・矯正歯科クリニックでは、原則として全ての患者さんに唾液検査を受けて頂いています。
痛い場合の応急処置は行いますが、唾液検査を受けて頂かない限り本格的な治療は行わない旨を来院時に説明しています。
唾液検査は
1.唾液の量
2.唾液の緩衝能(虫歯菌が出す酸を中和する能力)
3.唾液中の虫歯菌その1、SM菌(ストレプトコッカス・ミュータンス)の量
※SMは、歯の表面にくっついて虫歯をスタートさせます
4.唾液中の虫歯菌その2、LB(ラクトバチラス)の量
※LBは、虫歯の穴の底や、詰め物、かぶせものの段差において虫歯を進行させます。
これらの項目を調べます。
唾液検査の結果により、フロス、歯間ブラシ、音波歯ブラシ、フッ化物洗口等の指導を行います。
なぜ唾液検査を行ってからでないと、本格的な治療を行わないかという理由ですが
「患者さん自身にお口の中の現状を把握してもらい、現時点での虫歯のなりやすさ、進行のしやすさ、予防の方法を知って頂かないと、削って詰めただけでは、また同じように虫歯になることが確実」
だからです。
ジョジョの奇妙な冒険風に言えば「コーラを飲むとゲップが出るっていうくらい確実」なのです。
唾液検査の結果を受けて、フロス、歯間ブラシ、音波歯ブラシ、フッ化物洗口液等を適切に使って頂き、虫歯のリスクを下げて頂き、そこからようやく虫歯の本格的な治療を始めることにしています。
少し手間と時間はかかりますが、虫歯になる理由を放置したままで削って詰めるだけの治療を行い、再発を繰り返すよりはいいのではないか、と考えています。